■協会の目的
● 雇用の安定に資する
2008年11月、サブプライムローンに端を発した、リーマンショックによる世界金融危機により、今や日本の経済は企業 景気・個人消費ともに悪化傾向にあります。 また、2008年の年末の「派遣切り」に見られるように、雇用についても完全失業率・有効求人倍率ともに悪化しています。 理美容界においても、売上の伸びはほとんどなく、昨年対比30%ダウンの理美容室も続出しています。一方、わずかながら 着実に売上を伸ばしているサロンも決して少なくありません。 現在、売上を低下させずに頑張っているサロンは、どんなサロンでしょう。 ダンピングサロン? というのでしょうか・・・。 最近「初回来店時30%off、2回目40%off、3回目50%off、4回目70%off、5回目無料!」などといった内容のリーフレットを 街角で見たりしますが、「え〜ッ、こんなサロン儲かっているの?」でしょうか。いいえ。全く儲かっていません。 今の不況期で売上を伸ばしているサロンは、
- 美容室のキャパシティに応じたスタッフ数がいる
- 急にスタッフが変わったりせず、人員が安定している
- お客様と従業員が親密である
- お客様のニーズ把握し、常に新しい技術・商品を提供する
- 何よりも従業員が元気で親切
つまり、雇用状況がよく、人が安定しているサロン、雇用の安定に力を入れているサロンです。 当協会では、 理美容業界の雇用状況を安定し、『人が集まる』業種として位置づけることを目的に、各種事業を展開しています。
● 福利厚生を充実させる
雇用状況を良好にするには、まず従業員が安心して働ける環境を用意することが経営者としての責務です。当協会では、 労働保険の加入促進をはじめ、社会保険(健康保険・厚生年金)の加入についても極力、事業主に負担のかからない方法で 促進しています。
● 従業員の技能を高める
美容学校卒業の新入社員が企業(お店)に希望する重要なポイントとして「教育のしっかりしたサロン」がベスト3に入って います。 美容師を目指した限り、早くスタイリストになりたいのです。お客様に信頼してもらいたいのです。 提案したスタイルに喜んでもらいたいのです。1人でも2人で、多くのお客様を「おしゃれ」にしてあげたいのです。 しかし、「信頼され、お客様に満足して頂ける美容師」になるには、
- 人間としての魅力作り(人間力)
- 顧客の幅広いニーズに対応できる技術のレパートリー(技術力)
- お客様に必要なスタイル、商品を進める能力(営業力)
- お医者さんのように診断・指導できる能力(カウンセリング力)
- 上記@〜Cの能力に必要な知識(知識力)
と、様々なスキルが必要です。 これらを身につけてあげることを目的として、当協会では、事業主・社長様をバックアップします。
● 経営をサポートする
●ヤング会●
若手オーナーのワイワイ勉強会です。当協会の副理事長である、株式会社MASHUの増成進先生に、 若手オーナーが様々な経営に関わる勉強会を月1回開催しています。
●IBA経営指導●
経営者の思い、従業員の理解と行動、お客様の評価において、整合性があるかをチェックする ことにより、 組織力(経営者指導力、店長指導力、従業員実践力)・技術力・時代適合性など 総合的に診断します。 診断後、総合評価を行ない、改善活動をご提案します。
●モニターリサーチ●
覆面調査員を依頼サロンに派遣して、顧客満足度をチェック。 数字をヒントに改善活動を提案しています。